かつてのオートバイ通は一度は憧れたであろう世界最大のスクーター、スカイウェーブ。スズキが輸出も考慮しながら開発を続けてきたスクーターシリーズです。その魅力をご紹介します。
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スカイウェーブは、スズキが製造を行っているスクータータイプのオートバイで、250、400、650の排気量別にシリーズとして発売され、通称「スカブー」や「そらなみ」と呼ばれています。しかし、カワサキとスズキのOEM提携解消が発表され、2007年までに相互OEM車種の販売も終了しています。
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250シリーズは、1988年、スズキでは初めてのビッグスクーターとして発売されましたが、予想以上に大ヒット、設計が共通である400も同じ年に追加販売されました。特徴は多く、1本のカムシャフトがシリンダーヘッドに置かれたエンジン「SOHC」で、水や水と同類の冷却液を媒体として間接的に冷却を行う4バルブの水冷シングルを搭載。また、ユニットスィングながらもモノサスなどという特徴もあります。なお、初代の250タイプSは、川崎重工業にOEM供給され、カワサキブランド唯一のスクーター車種「エプシロン250」として販売されていました。なお、マニュアル変則機能を搭載した「タイプM」の250cc版が2007年に販売開始されています。
「Sシリーズ」のメッキパーツを多用したものや「SSシリーズ」の風防を変更したメーカーカスタム仕様も発売されました。2006年にフルモデルチェンジし「タイプS」が先行発売された後で、一般モデルも発売されたのです。エンジンをSOHCから、レシプロエンジンにおける吸排気弁機構の形式の一つであるDOHCに変更し、フロントタイヤを14インチに拡大。「SSシリーズ」は現在も同じ車両で販売が続けられています。
400cc版は、海外では「バークマン400」と呼ばれていました。国外仕様で先行輸出されていた400cc版は、国内では250cc版が先に発売された後に追加販売されました。特徴の一つとして、フロントブレーキは、250がシングル、400はダブルディスクが装備されています。
650は、2002年に世界最大のスクーターといえるほど大きな車種として発売されました。GSX1300Rハヤブサのエンジンを下敷きに、レシプロエンジンのシリンダー配置形式の1つで、シリンダーが直列に2本配されている形式の638ccDOHC直列2気筒を搭載。市販されているスクーターでは初めて「電子制御CVT」SECVTを搭載したことにより、ATと6MTとの切り替えが行える、まさに画期的な商品となりました。「LXシリーズ」が発売され、各種電動パーツやABSを装備、国外にも輸出していて「バーグマン」の名称で発売されました。大型自動車2輪車試験車として使用できる車両が日本にはスカイウェーブ650以外に存在しませんでした。この為、必然的に全国の自動車教習所や運転免許試験場に教習車や試験車として導入されました。そして、国内で販売されている二輪AT車の最大排気量であったスカイウェーブ650車両を基準にしたため、大型自動車2輪車の「オートマチック限定免許」の排気量上限が650ccに設定されたのです。